6月 <月主題> わくわくする

<月目標>

 ・聖歌や祈りのことばに心を合わせる。

 ・友だちや身近な物事に心を動かす。

 ・自然に触れて興味をもつ。 

 

長い連休明けから始まった5月。爽やかな風に吹かれてそれぞれのお時間を目いっぱいにお部屋で、お庭で過ごす小さな子どもたちの姿。朝はお母さんの腕の中で二階まで、あるいは自転車を降りて一目散に園内へ、お友達を待って一緒に入っていく姿、さらには大きいお姉さんに助けられて、手をつないで二階までいく姿。どのお子さんの姿も一生懸命さが伺えます。そして、楽しんで登園してくれているんだなあと嬉しく思っています。

 まだ生まれて2年や3年と数ヶ月。なのに、こんなにいろんなことが分かり、いろんなことを楽しみ、いろんなことに挑戦しようとするその日々の営みに、その命の、成長の素晴らしさに感謝無くしては過ごせません。Pre-preの場合は、月曜日に行っている礼拝にまだご一緒することはありませんが、クラス内で日々歌っている ♩空の鳥は、ちいさくても…の聖歌が子供さんの口からこぼれて、家で感激していただいているというお話も伺いました。子ども達にとって、この神様の歌は、今までに聞いたことがなく、またお祈り(手をあわせること、目を瞑ること)という経験も今まではなかったかもしれません。しかし、先生とお友達とともに、そのようにすることで、きっと心が落ち着き、ほんわかとしたゆったり気分で心が動かされ、聖歌も口ずさめるのではないかと思います。この小さい時(幼児期)だからこそ、宗教性が大切だと思っています。ただただ楽しいだけではない、また親切にしなさい、優しくしなさいと言葉にするのは簡単です。でも、親切にしてもらった、優しくしてもらった…経験がなくては、ありがとうの思いを持って自分がしてあげるような行動はとれないのが現実ですね。先生とお友達(先輩達も含めて)とのふれあいの中で、それも自然な形ですっと手を差し伸べてもらえる環境で、育まれていくことは間違いありません。そして、みんなで経験したお散歩を通しても、親子では得られなかった気づきを得たことでしょう。人と、自然とに触れることの大切さ。日々心を動かされて、興味を持ち、進んでやってみよう、ありがとうしてみよう、そんな心の育みを今月も見守りたいものです。